Photo gallery(17)
1992年 Diving World誌フォトコンテスト「三好和義賞」

撮影地:
シパダン
撮影環境:
水深:0.5m、透明度:10m前後、時間帯:午後、天候:晴れ
撮影機材:
Nikon F801、TRIESTE-801ハウジング
Nikon Ai28mm
Nikon SB-103 x 2(フィルター有)
撮影データ:
フィルム:RVP、絞り:F8、シャッター速度:1/125秒
Nikon SB-103 x 2、各1/4発光(フィルター有)
撮影秘話:
この写真は、My favorite photo (14)と同様に はじめてシパダン島に行った時のものです。季節は8月でこの時期は シパダンの透明度がかなり落ちます。この透明度の悪さがかえって幸いして このように水面(空)を背景に水中写真を撮るよう私を仕向けたの かもしれません。
撮影のポイントは水面に泡やゴミを入れないことツバメウオ がシルエットにならないよう軽くストロボ光を当てることです。
この時はスキンダイビングでの撮影だったので水面に泡を入れない事は 比較的容易でしたが、ツバメウオに近づくと群れが散らばってしまい なかなか良い構図にならなかったので、水中で息止めした状態で、しばらく ツバメウオが慣れるのを待たなければならず、その息止めの苦しさが 本当に死ぬ思いでした。

こういうスキンダイビングでの撮影では、どうしても ハイパーベンチレーション(深呼吸の過剰な繰り返し)に頼ってしまいますが、 長時間繰り返してると本当に呼吸中枢が麻痺し、息苦しさより先に 頭がくらくらしたり、横隔膜が痛くなったりしますので、くれぐれも ブラックアウトしないよう気をつけてください。


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