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Tips --- デジタルカメラならではのテクニック、裏ワザ紹介

2003年3月31日
■従来の水中ストロボの光量を微調整する。

デジタルカメラの普及により水中ストロボもデジタル対応の物が多数発売されてきました。
そのデジタル対応の水中ストロボの特徴に、光量調整が非常に細かく(多段階で)スイッチ切替えできる点があります。
一方、従来の銀塩フィルム時代の水中ストロボの光量調整は、せいぜい2段階か3段階です。
私が普段使用しているYS-60TTLやYS-90Duoは、FULLと1/2の2段階しかスイッチ切替えできません。
しかし、このようなストロボでも簡単に無段階に光量を調整する方法があります。
それは、ストロボと被写体との距離を調整する方法です。
具体的には、

ストロボ光を1絞り分強くしたい時 → ストロボを0.7倍 近く。

ストロボ光を1絞り分弱くしたい時 → ストロボを1.4倍 離す。

これで、OKなのです。

ストロボが被写体に近いと強い光が当たり、ストロボが被写体から遠いと弱い光が当たるという事は、 感覚的にわかると思います。(下図)

ストロボと被写体の距離の関係を、少し理論的に整理します。
理論的にというと難しく感じるかもしれませんが、光源からの距離と明るさの関係は、 たぶん中学校の理科で習った簡単な関係です。(下図)

つまり、光源からの距離と光の当たる面積の関係は、2倍、2倍、の関係(二乗に比例) で、明るさは、半分、半分の関係(二乗に半比例)です。

次に、この関係を写真の絞り(F値)に置き換えます。
つまり、

1絞り : 光量2倍

2絞り : 光量4倍

の関係を当てはめると(下図)になります。

ここで、

距離1.4倍 : 1絞り : 光量2倍

距離2倍 : 2絞り : 光量4倍

の関係が成り立つ事がわかります。
写真のF値が、

F1 → F1.4 → F2 → F2.8 → F4 → F5.6 → F8 ・・・

のように数値が1.4倍づつ増えて光量が2倍変化するのと同じように、ストロボと被写体の距離も 1.4倍で光量が2倍変化するのです。

理屈は以上ですが、水中では以下の事だけ頭に入っていれば十分対応できます。

ストロボ光を1絞り分強くしたい → 0.7倍 近く。

ストロボ光を1絞り分弱くしたい → 1.4倍 離す。

(1絞り以下の微調整、2絞り以上の大胆な調整は適宜応用を利かせてください。)


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