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撮影地:
セブ島(フィリピン)リロアン
撮影機材:
Nikon F90
Nikon AiAF60mm Micro
HID Video light x 2
撮影データ:
フィルム:RVP、絞り:F2.8、シャッター速度:1/500秒
自然光+HID Video light x 2
撮影秘話:
リロアンは珍しい魚が非常に多いのですが、こういうありきたりな珊瑚に群れる デバスズメダイという景色もあります。
私は特に”珊瑚&デバスズメダイ”という景色が非常に大好きで、 気がつけばカメラを向けて撮影してしまいます。
珊瑚に群れるデバスズメダイの撮影は、簡単なようでなかなか難しく いくつかポイントがあります。
まず一つはストロボ。
撮影時にストロボを発光させるとストロボに反応してデバスズメダイが 珊瑚に隠れようとパッと動きます。それが被写体ブレとなってしまいます。
そして、デバスズメダイの体側は思った以上にストロボ光を反射して しまいます。つまりストロボ光の反射が強過ぎてデバスズメダイのお腹が 真っ白になってしまわないよう注意が必要です。
二つ目はストロボ光と自然光のバランス
デバスズメダイの群れは比較的水深の浅い場所でみられます。
つまり、自然光がかなり明るいので、ストロボを使わなくても 充分明るいのです。しかし、肉眼で感じてる以上に浅い海でも 青い世界なので、写真に撮るとかなり青かぶりしてしまいます。
そこで、程度の若干のストロボ光で青かぶりを補正します。しかし その微妙な調整が難しいのです。
他にも細かい注意点がありますが、今回は省略(実は企業秘密?だったり します)。
データにあるように、私は微妙なストロボ光の調整で悩みたくない ので、ビデオライトを使って撮ることが多くなりました。
ビデオライトならば、肉眼で自然光とビデオライトのバランスを 見ながら調整できます。しかし、かなり強力なライトでなければ 水面下の明るい自然光に太刀打ちできません。


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